鳥居
何気なく見ている神社の鳥居にもさまざまな様式が有るようです。
鳥居の構成部材にはそれぞれ名称があって、鳥居の部品によって色々な種類の鳥居と
なります。

photo.1-1 photo.1-2
photo.1-1は新作八幡宮の一の鳥居です。一番上に横渡ししてある部材を「笠木」と言い
ますが、反り返っています。笠木に沿ってすぐ下に「島木」があり、間隔をおいて水平方向
にあるのが貫です。貫が柱を貫いています。「明神鳥居」と言います。新作八幡宮では一
の鳥居、二の鳥居は「明神鳥居」です。同じ新作八幡宮にはphoto.1-2のような全く異なる
「靖国鳥居」もあります。
photo.1-3 photo.1-4
神社には境内社と言って、神社の中に別に小さい社を備えているところが沢山ありま
す。photo.1-3は新作八幡宮の境内社で「飯縄大権現(いいづなだいごんげん)」を祀って
ありますが、こちらは「台輪鳥居」と言って柱の上の方に台輪があります。しかも今までの
石製と違って金属製です。一つの神社の中でも色々な鳥居があります。奉納と書いてあり
ますから、寄進者の好みや職人さんに依って変わってしまうのかも知れません。
photo.1-4は碑文谷八幡宮の一の鳥居です。私が子供の頃、さんざん遊んだ場所ですが
ここの鳥居は「靖国鳥居」です。同じ「八幡宮」で同じ祭神(応神天皇)でも鳥居が異なって
います。
photo.1-5 photo.1-6
photo.1-5は我が家から歩いて10分ほどの新城神社の鳥居です。鳥居の形式としては
「靖国鳥居」です。新城神社の境内社であるお稲荷さんの鳥居photo.1-6は「明神鳥居」と
なっております。
photo.1-7 photo.1-8
photo.1-7は川崎市中原区の大戸神社の鳥居です。鳥居の形式としては明神鳥居、
photo.1-8は川崎市中原区上小田中の神明神社の鳥居です。鳥居の形式としては靖国鳥
居です。
photo.1-9 photo.1-10
2005/03/13に神社を三つ見て来ましたが、いずれも明神鳥居ばかりでした。残念!変
わった鳥居はないものでしょうか。photo.1-9は高津区「白髭神社」の明治34年建之、1-10
には「日露戦役従軍者建之」と彫られてありました。
photo.1-11 photo.1-12
このところ、見る物見る物、「明神鳥居」と「靖国鳥居」ばかりで困っていました。川崎市
高津区の橘樹神社で異なる鳥居を見つけました。「明神鳥居」の系統ですが、「中山鳥居」
です。違いは「貫」が柱を貫通していません。神社巡りをしていても新しい発見がないとつ
まらないものです。
photo.1-12は川崎市中原区井田中ノ町の天照皇大神宮の木製の鳥居です。靖国鳥居
です。お稲荷さんなどで木製の小さな鳥居はよく見ますが、7〜8mの高さの木製の鳥居
です。
photo.1-13 photo.1-14
photo.1-13は川崎市の二子橋近くの二子神社の二の鳥居。「靖国鳥居」です。大山街道
に面した一の鳥居も同じく靖国鳥居。
photo.1-14は川崎市高津区の溝口神社の「明神鳥居」です。
神社巡りしていても「明神鳥居」か「靖国鳥居」ばかりで珍しい形式の鳥居に中々巡り遭え
ません。
photo.1-15 photo.1-16
photo.1-15は川崎市高津区の八太神社の鳥居です。山の中、竹やぶの中にひっそりと
建てられたごくごく小さな神社です。靖国鳥居によく似ていますが、貫が柱を貫いている。
私の持つ本の分類では「鹿島鳥居」と分類されます。
photo.1-17は川崎市中原区の春日神社の一の鳥居です。明神鳥居ですが実に堂々と
した鳥居です。
photo.1-17
1-17は同じく春日神社の二の鳥居です。同じく明神鳥居です。この画像は鳥居を示すより
このHPの題材である鎮守の杜に囲まれた神社を表したかったのです。
友達や同僚と言うものは本当にありがたいものです。私がこうして全く知識などないのに
神社のHPを作っていることを知って、帰省の折りに神社の写真をたくさん撮って来てくださ
いました。本当に感謝します。私の「村の鎮守の神様」のコンセプトは自分の身近にある
神社からの素材です。今回は同僚の撮ってきた画像を載せさせていただきます。本当の
事を言えば、鳥居の種類でも身近な神社ばかりの取材ではたくさんの種類の鳥居の画像_
集めることが出来ないのです。
photo.1-18 両部鳥居
photo.1-18は新潟県の有名な弥彦神社の両部鳥居です。私の身近な神社では見ること
が出来ません。弥彦神社は新潟県では一番の参拝者がある大きな神社です。私は行った
事がありません。新聞で見ましたが「弥彦駅」からして鳥居のように赤く塗られて地元の応
援の高いことが伺われます。
2005.09.03
上山市で生活する様になりました。まずは近くの神社巡り。朝早くて観光の方も参拝の
方も誰も居ません。市内観光のspotにもなっている神社です。
photo.1-19 栗川稲荷神社の両部鳥居。
地方の神社ですから、敷地面積はとても広い。境内には非常にたくさんの鳥居が有りま
す。参道もいくつもあり、木製の鳥居の中には半ば朽ち掛けた物も有りますが、参道のそ
れぞれに赤い鳥居が連なっています。
2005.11.13
上山市で神社巡りをしようと、鳥居があるから見に行ったら、観音様でした。観音様は
観世音菩薩ですかられっきとした寺院です。境内には手水舎、鐘撞き堂、鰐口もあって
お寺そのもの。それにしても参道の入口に明神鳥居があって、しめ縄も下がっている。
500Mほど離れた「石曽根観音」にも同じように明神鳥居がありました。神仏混合にな
っているんですね。
photo.1-20(お寺なのに鳥居がある高松観音) photo.1-21
2006.01.29 雪の中
国道13号線を走っていると朱塗りの大きな鳥居が見える。いつか行ってみようと思って
いた。photo.1-22は山形県上山市にある三吉神社の一の鳥居です。足元の雪の足跡を
見ても訪れる人はわずか。photo.1-23は二の鳥居です。一番上の笠木を見てください。
向って左側が明らかに太く、木の根の側です。木を切って皮を剥きそのまま鳥居にしたよ
うな純朴な感じがします。二の鳥居のすぐ傍に社がありました。雪囲いがしてあります。
photo.1-24、25です。本当は山の上に社殿があるそうですが、雪が深く登れそうにありま
せん。雪の上に足跡も附いていません。山の上の社殿に行くのは雪が消えた後にする事
にしましょう。
photo.1-22(三吉神社一の鳥居) photo.1-23(純朴な感じの二の鳥居)
photo.1-24(三吉神社の社) photo.1-25(雪国らしく雪よけがある)
2006.02.11 雪の中の上杉神社鳥居
有名な上杉神社の鳥居です。photo.1-26は第29回上杉雪灯篭まつりの際に写したもの
です。photo.1-27は雪のない9/19の撮影です。雪国の神社の風情は私達にまた違った印
象を与えて呉れます。
photo.1-26 雪の上杉神社鳥居 photo.1-27 雪のない 9/19に写したもの
上杉神社の横に上杉家が信仰した春日神社があります。雪深い中にひっそりとたたず
むこんな神社が良いなと思います。長靴を履いて行きませんでしたが、社の所までなんとか
辿りつきました。雪の上に残された靴跡を見れば訪れた人の数が分かります。たくさんの
参拝者がある上杉神社に比べたら、比べることもできぬほど。暗い杉林の中に春日神社
は在りました。
photo.1-28 雪に埋もれた春日神社
2006/04/08(土) 大鳥居
同僚から日本一の石の鳥居だと聞いて見に来ました。山形県南陽市赤湯の烏帽子山
八幡神社の大鳥居です。実に堂々としています。日本一も条件付でした。「柱石が継ぎ目
なしの 1本物の石の鳥居」という条件では日本一の大きさと言う事でした。それにしても大
きな凝灰岩ですね。作られたのが明治36年ですから100年以上も前の事。今のような重
機はなかったことでしょう。鳥居を彫り上げた石工さんは、無論のこと、機械に頼らず、傾斜
地でよくもこんな大きなものを建てた鳶職さんにも感心してしまいます。「見事」と言うほかに
言い様がありません。鳥居に付けられたしめ縄だけで 300Kgもあろます。
photo.1-29 継ぎ目無しの柱石の大鳥居 photo.1-30 大鳥居説明
photo.1−31 大鳥居の説明看板
2006/08/15(火) 靖国神社
今日は終戦記念日です。小泉総理大臣の靖国神社参拝に合わせて、私も靖国神社に
行って来ました。もちろん私人(当たり前か)で、賽銭は金拾円也をポケットマネーで出し、
参拝して来ました。靖国神社のような日本有数の大きな神社は我がHP「村の鎮守の神
様」のコンセプトに合いません。折角行ったのですから、管理人の自由裁量で載せる事に
致しました。
靖国神社の参道を歩きますと、まず圧倒されるのが、鳥居の大きさです。画像は一の鳥
居と拝殿前の三の鳥居です。二の鳥居も撮影しようと思ったのですが、近づきすぎてデジ
カメの画面に収まり切れず取り損ねました。
今迄、色々な神社を見て来ました。複数の鳥居がある神社がありますが、明神鳥居と靖
国鳥居が共存していたりと、統一性に欠けた神社が多い中、さすが、靖国神社は三つの
鳥居とも「靖国鳥居」で統一されておりました。
photo.1-32 一の鳥居 photo.3-33 三の鳥居
2006.12.18(月)
たぶん、こんな事してはいけないのかもしれませんが、岩手県一ノ関まで出張になりまし
て、早目に行って神社巡りをしてきました。東京駅では良く晴れていたのに、新幹線で一ノ
関に降りるととても寒い。気が引き締まるようです。道行く人に訊ねまして八幡神社を教え
てもらいました。途中、積もるほどではありませんが、盛んに雪が降ってきた。
鳥居は明神鳥居です。上部の反り返りがはっきりつけられています。
photo.1-34 photo.1-35
2007.04.19(木) 久伊豆神社
鳥居にはしめ縄が張ってあることが多い。しめ縄も稲わらを紐のように編んだものから、相撲の横綱のよう
なもの、はたまたphoto1-36に示すようなしめ縄と言うより「しめ棒」というに相応しいものまであります。
埼玉県越谷市の「久伊豆神社」のしめ縄です。紙垂(しで)が
吊り下げられ、しめ縄から先が神聖なる神様の領域であり
ます。
photo.1-36 久伊豆神社のしめ縄
出張の際、仕事が早く終わって、宿の女将さんに教わって何
の知識もなく来た神社でしたが、とんでもなく大きな神社でし
た。photo.1-37は一の鳥居です。種類は明神鳥居。
鳥居に続く参道は500mはあろうかと思われる。立派な神社で
した。
photo.1-37 久伊豆神社の一の鳥居、明神鳥居
参道の両側には巨木が並びとても趣がある神社です。
参道を進めば橋が在ったり、石碑が置かれています。二の鳥
居まで来ました。photo.1-38です。これは靖国鳥居。
photo.1-38 久伊豆神社の二の鳥居、靖国鳥居
久伊豆神社の三の鳥居です。最上部の「笠木」に反り返りが
ありません。すぐ下の「貫」が柱を貫通していません。「額束」も
なし。一の鳥居と見比べて下さい。鳥居の種類としては伊勢鳥
居として分類されています。鳥居近くの立て札にも伊勢神宮と
の関係が記されていました。木製の鳥居です。
photo.1-39 久伊豆神社の三の鳥居、伊勢鳥居