神紋
「紋」というのをご存知でしょうか?正しくは「紋章」と言います。「紋付き羽織袴」などと言
います。「紋」が付いた羽織を略して「紋付き」と言います。
それぞれの家の「家紋」を羽織に付けた物です。「紋」には「家」だけでなく、「寺紋」「神
紋」もあります。日本だけでなく西洋にもあって、楯(たて)などに付けたものを映画で見た
ことがあると思います。簡単に言ってしまえば、家、寺、神社が他と見分ける為のマークで
すな。
「家紋」には非常にたくさん種類が有ることはご存知でしょう。ちなみに我が家は「橘」。
現代では「紋」など有っても無くても別に困りません。せいぜい、葬式の準備段階で葬儀社
の人に尋ねられるか、お雛様に家紋を入れる時ぐらいの事で日常では全く必要としないの
が家紋です。
テレビ番組の「水戸黄門」の「静まれ、静まれ、一同の者、頭が高い・・・・」で出て来る印
籠の袋に刺繍されている紋所は権威の象徴です。言わば身分証明書の役割も有るのか
な?
楽屋話しをすれば、家紋があれだけ種類があるのだから、神紋もさぞかしたくさん有る
のではと想像して、このコーナーを作りました。私の見方が悪いからかどうか知りません
が、photp.5-1〜5-6に示します様に、今迄行った神社では「巴紋」しか見つからないので
す。「神紋」は賽銭箱、手水舎、拝殿の扉などに記されております。
photo.5-1 photo.5-2 photo.5-3
photo.5-4 photo.5-5 photo.5-6
巴紋というのはおたまじゃくしが3匹丸く連なったような形です。お祭りの時、提灯に書か
れているマークです。ただ、photo5-6は川崎市高津区の杉山神社に有ったものですが、
ここだけは巴のマークが逆に書かれています。photo.5-1〜5-5までは「左三つ巴」、5-6は
「右三つ巴」と言います。
私の全くの想像ですが、家紋にあれだけの数があるのに、神紋がどれも一緒と言うのは
おかしい。たまたま、親戚の神社ばかりと言うものでなし。こう「巴紋」ばかりではおかし過
ぎる。神社共通の紋と、それぞれの神社固有の紋の2種類の紋を持っているのかも知れ
ません。全くの推量です。
photo.5-7 photo.5-8
photo.5-7と5-8は東京都目黒区の高木神社の紋章です。高木神社は「天狗様」と呼ばれ
ています。「天狗のうちわ」の紋です。「丸に羽団扇」と言います。5-7は賽銭箱に、5-8は
参道の左右に配置された燈篭に彫刻されたもの。5-8は薄くなってしまっていますが、確
かに紋章です。
2005.06.26
神社の紋章は大抵お玉じゃくしが3つ連なったような「三つ巴」がおなじみです。
6/26に見つけたものは「二つ巴」川崎市幸区北加瀬の「天照皇大神(あまてらすすめおお
かみ)」にありました。左は「勾玉二つ巴」おたまじゃくしの中央が黒くなっています。勾玉で
すね。賽銭箱は勾玉ですが、手水舎、提灯とも皆この「二つ巴」でした。最近神社廻りをし
ても変わった備品に巡り合えませんでした。この「二つ巴」を見つけて嬉しくなってしまいま
した。
photo.5-9 photo.5-10
2005.08.27
山形県上山市にある月岡神社の神紋です。徳川家康の祖先である
徳川勘解由左衛門尉利長公と従四位松平伊豆守信一公が祭神と奉られている関係で
神紋も水戸黄門の印籠でお馴染みの「三つ葉葵」の神紋です。
photo.5-11
利長公は松平家の祖先にあたり、信一公は利長公の子です。親子で祭神と成っていま
す。何処の神社に行っても、神社と言うと「三つ巴」の神紋ばかりで、こうして変わった神紋
に巡り合うと嬉しくなってしまいます。
2005.09.11
山形県の有名な「山寺」の横に有る日枝神社の神紋です。賽銭箱に彫られた神紋は
「左二つ巴」という紋です。
photo5-12
山形市内のNHK近くにある「豊烈神社」神紋です。photo.5-13,14は「立沢瀉」という紋で
す。ずいぶん難しい文字です。「瀉」という文字は普通は「シャ」と読みます。漢和辞典で見
たら、吐くとか下痢するとか言う意味で余り良い文字ではありません。「立沢瀉」というのは
百科辞典で紋章の欄を見ていたら出て来ました。何千とある紋の中で例題として載せてあ
るくらいですから割りとポピュラーな紋なのでしょう。
photo.5-13 photo.5-14
2006/04/02(日) 神紋
photo5−15は山形県の山寺に隣接する日枝神社の賽銭箱に現わされている御神紋で
す。五七桐です。
photo.5-15 五七桐
2006/08/15(火)
今日は終戦記念日です。小泉総理大臣の靖国神社参拝に合わせて、私も靖国神社に
行って来ました。もちろん私人(当たり前か)で、賽銭は金拾円也をポケットマネーで出し、
参拝して来ました。靖国神社のような日本有数の大きな神社は我がHP「村の鎮守の神
様」のコンセプトに合いません。折角行ったのですから、管理人の自由裁量で載せる事に
致しました。
靖国神社の門はphoto.5-16のような菊花紋です。菊花紋は皇室の御紋章である事から
皇室尊崇の神社が用いる由緒ある御神紋です。画像は門にしつらえてある紋章でした
が、とても大きく直径で1200mmくらいは有ったような気がします。
photo.5-16 靖国神社の菊花紋
2006.12.18(月)
岩手県のJR一ノ関駅から徒歩10分位の所にある八幡神社の紋章です。賽銭箱につけ
られた菊花紋です。由緒ある神社なのでしょう。またこの神社には「三つ巴」の巴紋も多く
配置されていました。
photo.5-19 一ノ関八幡神社の菊花紋
2007.02.11(日) 長榮大威徳天
東京都大田区の日蓮宗大本山、池上本門寺境内にある「長榮大威徳天」という神社で
見つけた紋章です。photo.5-20は賽銭箱に、photo.5-21は火災に備え雨水を貯める水桶
に記された神紋です。紋の名前は「結び稲」でした。色々調べて分からなくてネットの家紋
のところをずっと調べていったら「丸に結び稲」と言うのがありまして、この神紋には丸が
有りませんから「結び稲」と言うことになります。
photo.5-20 photo.5-21
2007.04.19(木)
埼玉県越谷市に位置する「久伊豆神社の神紋です。賽銭箱、手水舎の水鉢の彫刻、垂れ幕などに記され
ていました。
photo.5-22 photo.5-23
神紋の種類と言えば「丸に右離れ立葵」と言います。葵の紋は徳川の代々の将軍の信仰が厚かったという
神社であることが関係しているのだと思います。
2007.04.28(土)
浅草の浅草寺隣にある「浅草神社」は三社祭で有名な神社です。あまり見かけない神紋に巡り合いまし
た。
photo. 5-24 photo. 5-25
家紋の辞典などを使って調べましたが、中々名前が分からず、やっと見つけ出しました。「丸に三つ干網」
と言うのだと思います。名前を聞けば納得できるような網目があります。
2007.10.07(日)
埼玉県川越市の氷川神社に行って来ました。
photo. 5-26
名前はなんと言うのか分かりません。模様があるのは「雲」の紋です。ひし形になっておりますので「雲菱」
なのでしょうが、正式な名前は分かりません。
2008.05.05(月)
ゴールデンウイークに東京都文京区の根津神社にツツジを見に行ったついでに、神社も探索です。根津
神社の神文はどうやら卍紋のようです。門にも、灯篭にも、軒先、拝殿、そこかしこに卍のマークがついてお
ります。
神社の紋に卍紋は別に珍しくはないのですが、どうも、地図を見ると、卍はお寺のマークですから、ちょっと
可笑しいよね。